注文住宅購入講座

ヨーロッパの住宅から教わる快適な空間の作り方(基本編)

はじめに

みなさんは、どうしてヨーロッパの住居はあんなに素敵なんだろう、と思ったことはありませんか?

実際に、海外のお宅を訪問してみると、どこもかもがすっきりと片付いているお宅が多く、洗練されたモデルルームのようなインテリアのセンスに感心させられることが度々あります。

日本の住宅と違って家が大きいから、と思われる方も大勢いらっしゃるでしょう。

もちろん、郊外の広い敷地に建てられた家はその建物面積も大きく、いわゆる『豪邸』ですが、ヨーロッパの各国首都圏の住まいはとても小さな間取りの家が多く、日本の住宅事情とほとんど変わりません。

ただ、日本とヨーロッパでは、家に対する考え方やインテリアを仕上げる試み方が少し異なるように感じます。

今日は、日本の住宅やインテリアづくりに参考になる、ヨーロッパの空間に対する基本的な考え方をご紹介します。

イメージづくりの大切さ

みなさんは、新しい家や新しいマンションを手に入れようと思った時、まず始めにどんなことをしますか?

雑誌や新聞広告を見たり、住宅関連のホームページを覗いたりする方が多いのではないでしょうか。

また、住宅展示場やマンションのモデルルームへ足を運ぶ方もいらっしゃるかもしれませんね。

いろいろな方法で様々な情報を入手できる時代ですが、新しい空間づくりの始め方がヨーロッパの人たちは日本人と少々異なります。

印刷物やインターネットのように外から与えられる情報を収集することより、自分はどんな空間が好きなのか、どんな家に住みたいのかなど自分のライフスタイルをはっきりと把握することを最優先するヨーロッパ人がとても多いのです。

彼らの家づくりの原点は、

  • 子供と一緒に快適に過ごせる空間にしたい。
  • 夫婦二人暮らしなので、お互いの趣味を満喫できるような家にしたい。
  • 一人暮らしなので、自分のためだけの家をつくりたい。
  • ペットと一緒に生活したい。

という漠然としたものから、

  • 掃除をする時間があまり取れない生活をしているので、汚れにくい家がほしい。
  • たくさんの友人と一緒にサッカーの試合をテレビ観戦できる家がいい。
  • 暖炉を配置できるような家の構造にしてほしい。

など、具体的なイメージを持っていたり、

  • 好きな映画のシーンを、自分の家に取り入れたい。
  • 先祖代々から伝わる大事な置物が映える家にしたい。
  • 自分は青色が好きなので、青い空間をベースにした家にしたい。

という、個人的な嗜好やこだわりを新しい空間づくりの基盤にしている人がとても多いことに気づかされます。

どんな住まいでどんな生活がしたいのか、はじめは漠然としたもので構いません。

素敵なヨーロッパの住まいは、中に入ってみると、なんとなくその家のテーマが感じられるものです。

詳細な間取りやインテリアを考える前に、新しい空間にいる自分の描くイメージを膨らませていくことが、最終的には自分のライフスタイルにぴったりあった住み心地のいい空間を手に入れる一歩となります。

どんなインテリアスタイルにするかを考えてみる

自分の住みたい空間のイメージが膨らんできたら、同時にどのようなスタイルのインテリアにするか考えてみましょう。

欧米の家がすっきりとして見える要因のひとつは、視覚的にも各家庭のインテリアスタイルがほぼ統一されていることにもあげられます。

一般的によく知られ、使われているのが、

  • 都会的なスタイリッシュ・スタイル
  • カラフルでポップな色彩のカジュアル・スタイル
  • アンティークとモダンが調和したフレンチカジュアル・スタイル
  • 落ち着きのある正統派モダンクラシック・スタイル
  • 木のぬくもりを感じさせる北欧ナチュラル・スタイル
  • 自然素材を使った素朴で温かみのあるカントリー・スタイル
  • レトロな雰囲気をつくりあげるヴィンテージ・スタイル」

などですが、まだまだ他にもたくさんあります。

日本には、

  • 日本の伝統美を現代調にアレンジしたジャパニーズモダン・スタイル

タイプもありますね。

最近の欧米住居ではアジア・オリエンタルブームにも重なって、このアジアモダンやジャパニーズモダンを取り入れているところもちらほら出てきています。

自分のイメージや好みと照らし合わせて、どのようなスタイルにするかを決めることがおすすめです。

スタイルを設定しておくと、その後の色彩や使用素材、また家具や照明も上手にセレクトできますし、家の雰囲気に統一感が生まれます。

長いタイムスパンで考える

ヨーロッパの住宅の大きな特徴は、大部分の住まいが中古住宅や中古マンションをリノベーションしたもの、ということです。

郊外に行くと新築マンションや新築住宅も見られますが、その数もごくわずか。

首都圏の中央部にいたっては、ほとんどの国や都市が、歴史的建物の保存法や景観基準法を設けているので、新築はもちろん、今存在する建物の解体もとても難しいのが現状です。

そのため「家を手に入れる」ということは、「中古住宅、マンションを買ってリノベーションする」、という行為が一般的です。

また、親や祖父母からそれまで彼らが住んでいた家を譲り受ける人たちも大勢います。

このため、ヨーロッパの住宅で築100年というのは当たり前で、200年、300年という建物も珍しくありません。

基本的にヨーロッパの建物は、石造りまたはレンガ造りで、屋根は木か瓦です。

どの建物も、何年かおきに屋根の吹き替えや壁の塗り直しを行い、壊れたところがあれば修復する、という作業を繰り返してきました。

家を購入または譲渡されたら、真っ先にすることは、建物を構造的に支えている壁は除いた他の全ての壁を取払い、自分たちの想い描く家のプランを一から考えます。

これは日本の注文住宅と同じ感じですね。

ただ、自分にとっていかに楽しく豊かに暮らせるか、人生の質を高めてくれる家とはどんなものなのかを追求しながらの家づくりなので、かける時間もとても長くなります。

家具や照明、インテリア小物に関しても、家のスタイルや自分のこだわりとマッチするものを見つけ出せるまで辛抱強く探し続ける例が大変多いです。

家を購入した後も、ほとんどの家具は揃えたにも関わらず、気に入ったダイニングの椅子が見つからず、3年間ミカン箱を椅子代わりにして食事をした、という私のヨーロッパの友人もいます。

また、新しい家の中に初めて入ってみて発見することもあります。

本当に必要なものを選択することも、魅力的な空間づくりに欠かせない要素です。

衝動買いはできるだけ避け、自分のライフスタイルに合ったものはどれなのかと自問自答することが大事ですね。

時間をかけて自分流にアレンジしてつくりあげた家には愛着が生まれ、より一層家を大事に使うようになり、家そのものの質、そして中で暮らしている人の生活の質も向上していくのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

新しい家づくりは、一生のうちに何度も体験できないとても大きな買い物です。

せっかくの新しい家をつくるのだから、あとで後悔することのない満足のいく空間に仕上げたいものです。

もちろん、日本には日本の気候や習慣があり、空調や構造に関してはそれに見合ったつくり方をするのが基本です。

ただ、それぞれの希望に沿った快適な空間を実現させるためには、日本のいいところとヨーロッパのいいところを上手に取り入れながら、オリジナルなスタイルをつくりあげることも可能なのではないでしょうか。

みなさんの空間づくりへの考え方にお役に立てたなら幸いです。

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