住宅ローン講座

住宅取得の頭金作りをリスク商品で行ってはいけない3つの理由

はじめに

前提として、今、あなたの手元には、まとまった資金がないとします。

しかし、何らかの理由でマイホームの購入を検討することになったとしましょう。

ネットで様々な情報を入手したところによれば、頭金無し・全額住宅ローンを組むとなると、利子の負担が大きくなるようです。

やはり頭金はあったほうが良さそうだと思い始めたところ。

仮に頭金を作らなかったとしても、諸費用や手数料分ぐらいはまとまった現金が必要な様子です。

コツコツ貯蓄を始めるにしても都銀の定期預金金利は史上最低水準で、お金が殖えていく気配がありません。

ここはひとつ、株式や債券や外貨で運用して、手っ取り早く資金を準備できないか!と思っているあなたに、

「住宅取得の頭金作りをリスク商品で行ってはいけない3つの理由」

をお伝えしましょう。

リスク商品での運用は結局のところ相場任せ

そもそもリスク商品の運用で利益を得るってどういうこと

株式相場や為替相場に連動する運用を行いたいと思ったとき、まず検討するべき商品は投資信託です。

まずは日経平均株価の値動きに完全連動する投資信託を例にとりましょう。

この投資信託は、日経平均株価が上がったら投資信託の基準価額も上がる、日経平均株価が下がったら投資信託の基準価額も下がる、というだけの商品であり、大変スタンダードな商品でもあります。

この商品で利益を得ようとするなら、日経平均株価が安いときにはこの商品の価格も安いわけですからすかさず購入、日経平均株価が上がったら売却して元手と利益を確定するだけ。

この仕組みは投資信託に限らず個別株でも同様です。

値動きのある金融商品で利益を得るということは、仕入れと販売を行う一般の商売と同じなのです。

高値で売れる時期は限られる

金融商品を仕入れた(購入した)価格よりも高値で売って利益確定すればよいだけなのですが、どこまで下がるか・どこまで上がるかが誰にもわからないのが金融商品の相場です。

商品の仕入れは、購入タイミングを分散すればコストを逓減することができますので、毎月コツコツ買っていくならあまり神経質になることはありません。

しかし、相場が高値圏になったときにはきっぱり売却して利益確定する決断力は必要です。

日経平均株価に完全連動する投資信託であれば、40%程度の利益がとれるなら売却を決める時期といえます。

ただし、こうした高値圏がどの程度の周期でめぐって来るかというと、だいたい10年ぐらいの周期と思っておく必要があるのです。

そして、相場はあなたの都合にあわせて動いてはくれません。あなたが相場の流れにのって動かねばならないのです。

住宅取得というライフプランの実現には、取得希望時期や不動産との出会いのタイミングというものがあります。

相場任せの資金プランニングがベースでは、とてもとても無理があるのです。

住宅ローンの繰上げ返済資金や住宅の修繕費用としてなら最適

では、住宅に関する資金準備のすべてがリスク商品での運用に適さないかというと、そんなことはありません。

住宅ローンの繰上げ返済の資金や、外壁の塗り直しなどの修繕費として考えるのであればOK。

これについては別の記事で詳しくお話しましょう。

本当にリスクをとる必要があるかどうかを先に考えるべき

なぜ財形住宅貯蓄を使わないの?

住宅取得は大きなお金が動く消費行動です。

国の景気対策にも大きな影響を持ちますので、減税など様々な公的支援制度が充実しています。

頭金作成のための制度としては「財形住宅貯蓄」があります。

お勤めの方であれば、職場にこの制度が導入されていないかどうか確認しましょう。

給与天引きにて貯蓄していくことができますので、貯蓄の習慣が身に付いていない方の「貯蓄力養成ギプス」としてもうってつけ。

そして、元利合計550万円まで利子が非課税で運用できますので、一般の定期預金より殖え方が早くなります。

住宅取得以外の目的で解約すると遡って5年前までの利子に課税されてしまいますので、他への流用には強い精神的な歯止めとなってくれるでしょう。

贈与のお願いのほうが相場に頼るより確実な場合も

もしあなたのご両親や祖父母が資金潤沢に生活されているとしたら、住宅取得資金の贈与をお願いになってみてはいかがでしょう。

平成32年3月末までの住宅取得資金の贈与は、消費税8%の間であれば700万円までが非課税。

省エネ住宅であれば1,200万円まで非課税で受け取ることができます。

これは、資産をお持ちの高齢者から若年者へ資金移動を行ってもらい、景気回復の一助となることを目途とした国の政策です。

もちろん全額でなくて構いません。

限度額の範囲内で、ご両親や祖父母に無理のない範囲で贈与してもらえるのであれば、有り難く受け取りませんか。

他力本願な気がするかもしれませんが、リスク商品の運用で相場の動向に頼るよりもよっぽど確実です。

そして、感謝の気持ちは親孝行・おじいちゃんおばあちゃん孝行でお返しなさったらいかがでしょう。

リスク商品の運用では得られない、あたたかい家族の絆を育むことにもなると期待します。

一攫千金を狙う思考回路で、長い資金管理なんかできるわけがない

これが一番大事なこと。

住宅ローンをともなう住宅資金設計は何十年にもわたる長い道のりです。

長期間休まずたゆまず返済し続け、その他の生活資金のやりくりをしながら、穏やかな生活をしていけるよう日々努力していくのです。

頭金ぐらい地道に準備できなければ、やっていけるわけがありません!

まずは節約習慣を身につけ、目的に向かって着実に資金繰りを行っていきましょう。

無理のない節約は実は結構楽しいもの。ゲーム感覚で楽しく取り組んでいただけることでしょう。

そして、株式や為替相場に連動したリスク商品で利益を得るためには、堅実な知識・情報収集と相場の研究が必須です。

一番いいのは、こちらも無理のない範囲で始めてみること。

少額でも投資がはじめられる積立型の投資信託もありますので、頭金準備と平行して長期的な投資もぜひ積極的にご検討ください。

まとめ

「住宅取得の頭金作りをリスク商品で行ってはいけない3つの理由」をお話しました。

  • 理由その1 リスク商品での運用は結局のところ相場任せ。あなたの都合で動かない。
  • 理由その2 本当にリスクをとる必要があるかどうかを先に考えるべき。堅実で確実な方法もあります。
  • 利用その3 一攫千金を狙う思考回路で、長い資金管理なんかできるわけがない! まずは着実にお金と向き合いましょう。

資産形成のためにはリスク商品での運用は大変重要で、若いうちから少額でも始めるべき運用です。

住宅取得に関する資金として考えるのであれば、頭金ではなくローン開始後の繰上げ返済資金にあてるプランがおすすめ。

できることなら平行して運用を開始しましょう。

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