住宅ローン講座

リスク商品の運用で積極的に繰上げ返済資金を作ろう!

はじめに

住宅取得のために必要な資金は、

  1. 頭金(+諸費用)
  2. 住宅ローンの返済金
  3. 繰上げ返済用の資金

の3つです。

この中でその準備の方法がいまひとつイメージしづらいものが、繰上げ返済用の資金ではないでしょうか。

現役世代のうちに住宅ローンの完済を目指すのであれば、余剰資金を繰上げ返済にあてることはセオリー中のセオリー。

ですが、そもそも余剰資金というものは、どうやって手に入れるものなのでしょう。

今回は余剰資金準備の手段をリスク商品の運用に求めるご提案です。

想定内のラッキーを手に入れるためには

余剰資金というと、想定外の臨時収入をイメージする人がいます。

「見も知らない遠い親戚から思いもかけない遺産がもらえた!」や「会社から特別ボーナスが出た!」などの幸運なサプライズがそれです。

これは楽しい想像ですが、思いもかけないお金が入ってきたら繰上げ返済をしようという計画は、あまりに不確定すぎる頼りない計画といわざるをえません。

余剰資金とはいえ、それは堅実な資産運用計画から生まれるものでなくてはなりません。

ふってわいたようなラッキーではなく、幸運が訪れる可能性をいかに高めるか。これが資産運用の目的のひとつでもあるのです。

金融資産は3つに分けて考える

資産運用では、分散投資が基本姿勢。まずは金融資産三分法にのっとって、自分のお金を色分けしましょう。

種類は、

  1. いつでも使えるお金
  2. 特定の目的のためのお金
  3. しばらく使う予定のないお金

の3つです。

住宅取得資金をあてはめてみます。

頭金の準備資金とローンの返済金は「特定の目的のためのお金」。

なおかつ、ローンの毎月の返済金は、生活費や当座の必要経費の資金と一緒に「いつでも使えるお金」である流動性の高い資金としておく必要があります。

最後に残った「しばらく使う予定のないお金」が将来の繰上げ返済資金となる可能性を持つお金となります。

「しばらく使う予定のないお金」を持ち続ける重要性

頭金準備とローン返済でいっぱいいっぱいだよ!という人も少なくないでしょう。

しかし、経済的に余裕のある人生を望むのであれば、どんな時期でもこの3つの性質の金融資産を持ち続けることが必要なのです。

資産を3つに分ける割合は等分でなくてかまいません。

収入が少なく、資産の大部分を「いつでも使えるお金」にしておかなければならない時期の人もいるでしょうし、大きなお買物の計画が目白押しで「特定の目的のためのお金」が多い時期を迎えている人もいるでしょう。

余ったら「しばらく使う予定のないお金」にしようと考える人もいますが、これは間違い。

どんな時期でも、千円・二千円といった少額からでよいから、「しばらく使う予定のないお金」を毎月の収入の中から意識的に色分けていく努力と実行が大事。

この「しばらく使う予定のないお金」だけがリスク商品で運用できる元手となる資金なのです。

運用は、元手があってこそ実行できるもの。想定外の収入を得るためには、まずは確実なタネ銭の準備が必要なのです。

リスク商品とはなんぞや?

ここで、いわゆるリスク商品と呼ばれる株や外貨とはなにかを明確にしておきましょう。

多くの人に馴染みが深い定期預金などの安定運用の商品と比較します。

銀行の定期預金は、預金と言いながら、実態は私たちが銀行にお金を貸し付けているもの。

貸したお金だから、返済期日が満期という形で決まっており、貸してもらったお礼として銀行から利子が支払われるのです。

たいていの場合元本は無事に返済される代わりに、お礼である利子はさほど高い利率にならないことが一般的です。

定期預金はリスクの低い商品なのです。

振り返って株式や外貨は、貸し借りではなく、買付けと売却、つまり仕入れたものをいつかは売って、その利ざやを稼ぐという形態をとります。

安く買って高く売れれば、利益は大きくなります。

株であれば元手が倍になって戻って来ることもあります。

逆に高く買ってしまっていつまでも売れないこともありますし、売ったとしても損が出ることもあります。

金融商品でいうところのリスクの大きさとは、こうした最終的な損益のぶれ幅が大きいことを指します。

初心者にオススメ・インデックス投資信託

「しばらく使う予定のないお金」を株や外貨で運用するとしたら、初心者におすすめするのはインデックスの投資信託です。

日本株式市場で運用されるインデックスの投資信託であれば、日経平均株価が上がれば上がる・下がれば下がる、というだけの運用をするもの。

日経平均株価が低いときに買っておいて高くなったら売ればいいという商品です。

おすすめの理由は3つです。

機械的に運用されているのでコストが安い

日経平均株価が算出される方法とほぼ同じ内容の商品を購入、機械的に運用されているため、毎日のニュースで日経平均株価を確認していくだけで充分な情報収集となります。

人的判断が入らない形で運用されており、手数料が安いことも魅力です。

一般に相場は10年程度で山と谷がいれかわる

日経平均株価のような指標は、だいたい10年で高値と底値を行き来することが多いものです。

コツコツと買っていき、高値が来たときに一気に売るだけでOK。

購入コストと売り時にもよりますが、40〜50%程度の利益が得られることもあります。

長期に持ち続け、高値の時期をじっくり待つことで利益が得られる可能性は高くなります。

少額から運用できる

投資信託は1万円から購入ができるものが多く、個別の株を買うよりも買いやすくなっています。

そんな中でもおすすめの買い方は、投信積立。証券会社にもよりますが、月額1,000円から始められることが多く、自動引き落としで買っていくことができます。

注意点は商品と制度の選択

将来の余剰資金確保のために投資信託を選ぶときの注意点は2つです。

ひとつは、分配型の投資信託を選ばないこと。投資信託の中には毎月分配型のように頻繁に分配金が支払われるものがありますが、数年先のまとまった資金を作るために使う商品としては不適格。

都度分配せず利益を内部に保有し続ける投資信託を選びましょう。

もうひとつの注意点は、確定拠出年金での運用を選択しないこと。

確定拠出年金は非課税で運用ができ、インデックスの投資信託も多くラインナップされているのですが、60歳まで引き出すことができない制度なのです。

老後資金設計の制度としては大変おすすめですが、60歳未満での繰上げ返済には使えません。

税制優遇の制度であれば、いつでも引き出せるNISAがおすすめ。

NISAは法改正が予定されており、さらに使いやすくなるかもしれません。

まとめ

繰上げ返済用の資金をリスク商品で運用するご提案でした。

  • 繰上げ返済は余剰資金で行うものだが、余剰資金が生まれるよう準備する姿勢が大事
  • 「しばらく使う予定のないお金」を無理矢理でも捻出していこう。少額でOK
  • 初心者にはインデックスの投資信託がおすすめ
  • 分配型ではない投資信託を選ぼう。税制優遇はNISAで

永年勤続して収入が上がり、自然にできた余裕資金を充てるなど、繰上げ返済の資金準備方法は様々にあります。

選択方法のひとつとして今回は、積極的に運用を行うことで資金を作る方法をご紹介しました。

いずれの手段をとるにせよ、繰上げ返済は支払利息の負担を軽減する効果的な方法です。

家計のバランスをとりながら活用していきましょう。

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