目次
はじめに
一生に一度の買い物となると慎重になりたいのが土地選び。
ちょっと突っ込んだ方法で土地の情報を得るノウハウをご紹介しましょう。
役所に行ってみよう
役所に行ってわかることもたくさんあります。
過去の災害や土壌汚染の有無もある程度把握していることがあります。
防火地域などの規制、将来の都市開発などについても、確認できますし、近隣の暴力団事務所の有無も把握していたりします。
なお、狭い道にある物件の場合、自宅前まで消防車が通れるかどうかも聞いておきましょう。
道路幅が狭く、はしご車が入れない地域も存在します。
「嫌悪施設」はないか
ゴミ焼却場やし尿処理場、暴力団事務所、火葬場などを「嫌悪施設」と呼びます。
これは個人差があり、気にしない人には問題ないのですが、土地を売却する際に売りにくくなる可能性があるので注意が必要です。
土地の履歴を見ておく
ちょっと手間がかかりますが、その土地が以前何に使われていたか、土地の履歴を調べるとさらに安心です。
過去に池や沼、田んぼだった場所は地盤が軟弱である可能性が高いものです。
地盤調査は住宅メーカーでも行うケースが多いようですが、軟弱地盤の場合、地盤改良工事というものが必要になるため、建築コストの他に余計なお金がかかります。
一方、昔、工場や病院だったという場合も注意が必要です。
土壌汚染の可能性があるからです。
地元の図書館で古地図がないか探してみて、可能なら見ておきます。
将来の開発予定をどう調べる?
一方で、未来の再開発計画についても、調べておくと良いでしょう。
道路の拡張予定や、駅の再開発などについても、やはり役所で教えてくれます。
またインターネットなどでもある程度は調べることが可能です。
土地の安全性の調べ方
過去に起きた事件や事故に関しては、自治体によっては警視庁が出している犯罪マップが参考になります。
ただし、これはあくまで過去のデータで、今事件がないところの安全を保証するものではありません。
自治体によっては「交通事故発生マップ」を用意していることもあります。
また、「ハザードマップ」と言って、堤防決壊時の洪水や地震、津波など、災害時のシミュレーションが公開されていることもありますから、こちらもあればチェックしておきます。
心配しすぎても買えませんが、知っておくに越したことはありません。
自治体のサービス(税金、水道料金など差がある 学校区)
子供がいる家庭なら学校区や保育園の入りやすさも重要な情報になります。
中には学校区を選んで引っ越す家もあります人もいるくらいです。
公的サービスも自治体によって差がありますので、水道料金や、利用したいサービスの有無も調べておくと良いでしょう。
インターネットの口コミ情報を見る
まちBBSや地元の掲示板など、街についてのインターネットの口コミ情報も、参考にはなるでしょう。
ただしネットの情報は玉石混合で、中には全く言われなき誤解やデマも混じっていますから、すべてを鵜呑みにしないことです。
専門家に相談する
さて、ここまで調べてもなんだか心配だ、という場合、専門家に実際に権利書や地図を見てもらったり、場合によっては現地への調査に同行してもらったりすることもできます。
お金はかかりますが、素人では見落としがちな点を教えてくれたりするので、気になる人は使ってみても良いでしょう。
この章のまとめ
以上、たくさんの項目を見てきました。
土地と購入者には縁のようなものもあり「勘」や「相性」も大事です。
ある程度譲れる線と譲れない線をはっきり決めておき、決断できるようにしておきましょう。
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