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建築業者選びの失敗談 第2弾です。少しおかしいなと感じる建築業者は警戒したほうが良いかもしれませんね。
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京都府で家を建てた方の体験談:契約を急がせる建築業者
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- 建築業者 :地元のハウスメーカー
- 土地の価格:約1800万円
- 建物の価格:約1800万円
私はマイホームを注文建築で建てました。
最初から注文住宅にしようと思っていたわけではなく、いろいろと不動産業者を回っていた時に、一つの業者が自分たちが直接販売している注文住宅はどうでしょうと勧めてきたことがきったけでした。
この不動産業者は地元のハウスメーカーで、あまり大きな会社ではなかったのですが、大型分譲地に土地を持っており、その場所の生活環境は良さそうだと感じていました。
そのため、こんな場所に住めたらいいなあという前向きな気持ちでこのハウスメーカーと話してしまったのがすべての失敗の始まりでした。
「今ならこの場所に土地が空いているため、即購入可能ですし、注文住宅なので、設計士とともに一から自分たちの希望通りの建物を建てることができますよ。しかも、人気物件のため、空いている土地もすぐ売れてしまうかもしれません。」
とこちらの判断を勢い良く求めてきました。
そのときはまだ若かったですし、不動産業者の言っていることはすべて本当のことと思い込んでいました。
それもあり、今を逃せばきっと後悔すると思ってしまい、他社と比較もせず購入を安易に決めてしまったことが失敗でした。
この業者は基本プランとして建物の材料や建具、設備などのグレードが決まっており、オプションという形で床暖房とか、延床面積の増床、バルコニーの増床、吹き抜けをするためにはどんどん費用が高くなっていく方式でした。
当然、契約前に一定の説明は聞きましたが、素人の私たちがすべてを理解することは不可能でしたし、実際に設計をしていくうえで自分たちの希望する建物にするためにはオプション費用をどんどん追加していかないといけなく、想定していた金額を一気に超えてしまいました。
また、設計士といっても地元のハウスメーカーのため、1級建築士がたくさんいるわけでもなく、私たちを担当してくれたのは2級建築士の方でした。
2級建築士だからダメというわけではないのですが、こちらの希望に対して提案してくれる案に納得できなかったり、ほかに案はないのか聞いても、
「法律上の制限もあるからこれ以上は検討が難しい」
と断られることや、それでも何度か提案をお願いしたら、いやな顔をされたりという対応をされてしまいました。
どこが自分たちの希望の建物が建てられるだと営業マンを怒ったこともありますし、設計士を変えてほしいとお願いもしました。
結局、注文住宅は自分たちの希望通りの家を完全な形で建てられるわけではなかったことを知りました。
確かに1から設計に携わることはできるけれども、建蔽率や容積率といった法律上の制約があるため、その制約の範囲内での注文住宅であるということに気づかされました。
また、素人が1から10まですべての設計図面を提案できるわけもなく、結局、設計図を考えているのは設計士であり、その設計士の提案する案のうち、どの案を選ぶか、または提案された案を少しだけ微修正するくらいが自分たちの意見を反映できる限界であるとその時感じました。
大手ハウスメーカーの注文住宅にしておけば結果は違ったのかもしれませんが、場所を気に入ってしまったがために、その土地を所有していた地元の小さなハウスメーカーに注文住宅を頼んでしまったことがそもそもの失敗だったなと思っています。
注文住宅を建てる時は建築業者を失敗しない選び方としては、まず当然のこととして、人気の物件だからすぐ売れてしまうといった誘い文句で、きちんと建築費用の説明をせずに契約を急がせる建築業者はやめましょう。
また、費用がどのような形になるのか、基本プラン+オプション費用という形であれば、基本プランにどこまでが含まれているのかをきちんと説明してくれる業者を選びましょう。
注文住宅の場合、設計図面の作成で1箇月ほどの時間を費やします。
建物の命である設計図面は1級建築士が対応してくれるのか、気に入らないとには何度でもやり直しを聞いてくれるのか、きちんと対応してくれる業者なのかを契約前にしっかりと見極めることが必要です。
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新潟県で家を建てた方の体験談:要望通りアドバイスもなく、そのまま作ってくれる建築業者
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- 建築業者 :工務店
- 土地の価格:800万円
- 住宅の価格:2200万円
私達は地元で有名な注文住宅専門の工務店にお願いしました。
以前から数社のハウスメーカーや工務店の展示場等を見学させてもらっていたのですが、結局は友人が建てて満足だったというこの工務店にお願いすることにしました。
打合せ当初は、私たち夫婦の思いや考えや趣味など、ざっくばらんに話し合いながら1ヵ月半ほどで大まかな外観完成予想図ができあがりました。
予想図とはいっても思いが初めて形になった瞬間で、家作りが楽しくて仕方ありませんでした。
そして2ヶ月目から3ヶ月目以降は、ずっと内装に関する打ち合わせが続いていきました。
間取りについてはもちろんのこと、雨どいやサッシの色に至るまで、さすがは注文住宅という感じで細かな打ち合わせが毎週のように行なわれていきました。
こうした打合せのとき、工務店側は予算に合わないこと以外は基本的には施主の意向に従う形で、後になって考えてみればこれといったアドバイスなどは全くなく、こちらの言った通りの好きな家を建てさせてくれました。
これが後々、住環境の悪さにつながる結果となってしまいました。
我が家は外観のシャープさ、かっこよさを重視したあまり、窓の付け方が実用的ではなく、風通しが悪かったことに住み始めてから気づきました。
全く風通しが悪く、窓を全開に全部屋開けておいても、空気の入れ替わりがほとんどありません。
工務店側は計画段階で風通しが悪くなること気づいていたのではないかと正直感じています。
施主の希望を叶えたかったのかもしれませんが、やはり住んで後悔しそうな仕様であれば、事前にきちんとしたアドバイスがほしかったと、今でも思っています。
また、ひどいことに、建て後のアフターフォローみまずさも際立っており、例えば家のドア用のワックスや合鍵づくりをお願いしても、数ヶ月連絡もなく、商品到着もありえないくらいに遅れることはザラにあります。
もう少し慎重に業者を選んでいたらと、とても後悔しています。
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総括
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1件目の京都府の方のケースでは、依頼主側の勉強不足もあると思いますが、建築業者との相性が悪かったことが原因にありそうですね。自分たちの求めている注文住宅を得意としていない建築業者だったのかもしれません。
2件目の新潟県の方のケースでは、素人の施主側の意見をそのまま反映してしまう建築業者という点が良くなかったのかもしれません。
やはり注文住宅は物理的な建造物ですので、素人の要望に対する答えに、強度の問題や日当たりや、それこそ風通しであったりとプロの視点でのアドバイスが発生してもおかしくない気がします。
言いなりの建築業者も考えものですね。
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