はじめに
2階建ての住宅の標準的な間取りは1階がLDK+浴室などの水廻り、2階が夫婦の寝室+子ども部屋2室の3LDKです。
建売住宅も、この間取りが最も多く採用されています。
今回はこの標準的な間取りであるリビングと浴室が1階に対し、他にどのような間取りがあり、どんなメリットがあるのか説明します。
土地の特性によっては2階にリビングが正解
土地の面積に対して建物を大きく建てることができる地域では、隣家との距離が狭くなり1階に日光が入りにくくなります。
もしくは大通りに土地が面している場合、日光は入りますが人の視線や車の通りが気になります。
そんな土地の場合は、2階リビングをおすすめします。
1階を水廻り、寝室、子供部屋にして、2階には広々としたLDKを配置します。
日光の問題もプライバシーの問題も一気に解決します。
ただ老後になると食材の買い物とゴミを持って階段の昇り降りは辛いということが出てくるかもしれませんのでデメリットとして認識する必要があります。
実は理にかなっている2階浴室
私のイチオシは2階浴室です。
1階にLDK、2階に浴室、脱衣室、洗濯機を配置することです。
洗面室は1,2階どちらでもかまいません。
この配置は実に効率的なんです。
洗濯物を脱ぐ、洗う、干す、片付ける、全てが2階で完結します。
1階にお風呂と洗濯機があると、濡れた重たい洗濯物を持って階段を上がってバルコニーに干す苦労があります。
お風呂の際にはそれぞれが2階の自分の部屋に着替えを取りに行きと、普段の生活で1,2階の昇り降りが増えます。
特に小さな子供がいると服を汚し、洗濯頻度が1日1回以上しないといけないことが多いので二階で完結することは時短になります。
洗面室と脱衣室を分けることにもメリットがあります。
年頃の娘がいると、娘のお風呂の時間には気を使います。
お風呂を出てからも洗面室で髪の毛を乾かしたり身支度に時間がかかります。
これが脱衣室と洗面室が別々なだけで混雑が解消されお互いにストレスなしで過ごせます。
また2階浴室のメリットとしては、浴室に大きめの窓を設置しても覗かれる心配がなくなります。
大きめの窓で朝日を浴びながら朝風呂、気持ちいい風を取り込みながら露天風呂気分でのお風呂もいいですね。
平屋のように暮らす2階建の作り方
子供が独立し夫婦二人の理想は、平屋を建てたい。
でも今後は子供夫婦が泊まりに来たり、年老いた両親と一緒に住むことになるかもしれないという場合です。
平屋のように暮らせる2階建てはいかがでしょうか。
1階にコンパクトなLDK、広めの水廻り、寝室を1つ作ります。
2階には広めの洋室を2部屋程度作ります。
2階はそれだけだと面積が余ってしまうので、日当たりのいい階段ホールを室内干し空間として使えるようにしておくのもいいです。
普段は、1階で平屋のように過ごします。
子供夫婦が帰ってきたときには2階の洋室を使ってもらいます。
広めの洋室なので子供夫婦+孫で泊まることができます。
また両親が片親になるなど、一緒に暮らすことになった場合には一階の寝室を親に使ってもらって、自分たちの寝室は2階に移します。
広めの洋室なので、ベッドとソファを置けます。
親と同居といっても夫婦水入らずの空間も欲しいものです。
寝室をセカンドリビングとして使いましょう。
テレビもリビングと寝室に置くことでチャンネルの好みでイライラすることもなくなります。
まとめ
今回はリビングと浴室が1階配置は正解かについて説明しましたが、いかがでしたか。
私、個人としては2階浴室がいいです。
共働きで忙しい毎日の中、効率的に洗濯が進むのはとっても魅力的です。
それに朝日を浴びながら朝風呂とは普段の疲れが吹き飛ぶぐらいリッチな生活です。
これから注文住宅を建てる際には、固定概念に囚われず自分のライフスタイルに合う間取り、暮らしを楽にする間取りを、ぜひ考えてみてください。
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