目次
はじめに
不動産を買うことは、一生に何度もあることではありません。
なかでも建売住宅やマンションと違って、一から土地を買って家を建てるとなると、土地探しからハウスメーカー選びまで、結構手間がかかります。
家を建てるための法律など、ある程度の知識も必要です。
見方を変えれば、モデルルームや設備の豪華さに惑わされず、じっくりと不動産自体を見る良い機会にもなります。
不動産の特徴は同じものが存在しないこと。
そのため「お得な土地です。急がないとなくなります」と契約を急かしてくる業者もいるでしょう。
完璧な土地はありませんが、「譲れる」「譲れない」ラインをはっきりさせてみていくことをオススメします。
土地の「顔」をよく見よう
まずは土地の形、日当たり、駐車場を作った場合の車の止めやすさなど、希望の家を想像しながら、基本的なことを確認します。
気をつけたいのが、高低差がある土地や斜面に建っている土地です。
盛り土などをしないと建築できないケースがあり、建設費用がかさむとともに、場合によっては災害の可能性が高くなるからです。
日照は時間を変えて訪れることで、ある程度把握可能です。
周囲に「建築計画のお知らせ」という看板があればチェックします。
自宅を建てた後にすぐ、隣に高いビルが出来てしまった、ということもあるからです。
周辺環境の調査
次に土地周辺の地図を確認します。
最寄りの交通機関からの所要時間はもちろん、騒音や振動、公園の有無、最寄りのスーパーや医療機関はどこかチェックします。
実際に歩いてみるとわかることも多いです。
近隣に風俗施設がないか、悪臭を放つ工場がないか、地図から読み取れないこともあるのです。
周辺の電柱が傾いていて、地盤に問題があることが見て取れる場所もあります。
時間も変えて訪れると良いでしょう。
昼間は賑やかなのに、夜は人が少なく街灯もなくて怖かったり、昼間は工場が作業していて騒音がうるさかったりする場合も。自宅の前の道路が抜け道になっていて、特定の時間になると交通量が増えるケースもあります。
通勤・通学経路は実際に歩いてみます。
坂が多く通勤に苦労したり、通学路に交通量の多い幹線道路がないかを見てみます。
近隣の人に聞いてみよう(常識の範囲内で)
引越した後に悩まされるのが、近隣住民とのトラブルです。
中には隣家がゴミ屋敷で悪臭があったり、近所に野良猫が多く、家を建てたら自宅庭が猫のトイレだった、という笑えないケースもあります。
隣の家で何十匹も犬を飼っていて、ほえ声に悩まされる、という話も聞きます。
できたら近隣の人に「この土地を買いたいと思っているのですが」と事情を話し、率直な意見を聞いてみると良いでしょう。
ゴミ置場の場所もできたら見ておきます。ごみ捨て場の管理状況を見ると、近隣住民のモラルもある程度予想がつきます。
可能なら、過去に豪雨で浸水したり、崖崩れが起きたりしていないかということも聞きます。
浸水するのは土地が低い場所なので、長く住んでいる人は大雨の時に浸水する場所を知っています。
まとめ
良い土地の見分け方の基本は、まず自分の目で確認するところからスタートです。
確認すると言っても、晴れた日の日中に確認するのではなく、時間帯ををずらしたり、天候の悪い日を選んで確認してみたりといったことが重要です。
一生住む土地になることがほとんどなので、ここは手間隙かけて確認していくようにしていきましょう。
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