目次
はじめに
住宅展示場に行くと、あれやこれや、たくさんのハウスメーカーが素敵な家を展示していて、目を奪われてしまいます。
でもちょっと待ってください。
家を建てるのは何もハウスメーカーだけではないのです。
理想の家を建ててくれる業者をどう選ぶか。
家づくりの核とも言える業者の選び方を紹介しましょう。
建築会社選びで、全ての満足度が決定する
注文住宅を建てる際に、建築会社選びは大変重要です。
一般の不動産仲介業者なら、買ってハンコを押したら付き合いは終わり。
ところが住宅メーカーとは半年から1年かけての長い期間、一緒に仕事をしていく「仲間」です。
お客さんはもちろん施主であるあなたです。
しかし長い期間には、当然、意見が食い違ったり、思い通りに相手が動いてくれないこともでてきます。
施工後も、アフターサービスなどを通して、一生お付き合いが続くわけですから、パートナーとして仕事を出来そうな相手に依頼することが肝要です。
さて、家づくりのメーカーは「得意」「不得意」が非常にハッキリしています。理想の家に最も近い仕事を実際にしているところを選ぶのがオススメです。
あなたの理想の家から出発しよう
まず、あなたが家づくりにおいて、何としても譲れないポイントはどこでしょうか。そこから出発しましょう。
デザインなのか、堅牢性なのか、それとも予算なのか。工法にこだわるのか。コンクリートの家を建てたいのか。
どんな業者があるのか?
ある程度、イメージができたら、どんな業者があるのかを見ていきましょう。主にハウスメーカー、地元の工務店、設計事務所に分かれます。それぞれ見ていきましょう。
ハウスメーカー
家づくりというと、まずは大手ハウスメーカーを思い出す人も多いのではないでしょうか。知名度も高く、なんとなく安心なイメージがあるのではないでしょうか。
住宅展示場には各種ハウスメーカーのモデルハウスが用意されており、何よりも出来上がりのイメージがつかみやすく、なじみやすいというメリットがあります。
ハウスメーカーと一口に言っても会社によって得意・不得意がはっきりしています。
家を建てるには主な工法だけでも、
- 在来工法
- ツーバイフォー工法
- プレハブ工法
- 重量鉄骨造
- 鉄筋コンクリート
などがあり、それぞれを得意にする会社、不得意な会社が存在します。
さらには安く作るのが得意なところ、災害への強さを売りにしているところ、木の質にこだわるところ、いろんなところがあります。
一方で、設計にこだわった自分だけのオリジナルな家を作りたいのなら、後述する設計事務所に直接頼んだ方が良いかもしれません。
ハウスメーカーの場合、部材が規格化されていることが多く、ある程度用意されているものの中から選ぶ必要があります。逆に言えば、自由度は若干低くなるということです。
地元の工務店
意外に見落としがちなのが工務店です。
地元密着型なので土地にあった工法を熟知していることが多いのが利点となります。
地元の工務店は、営業マンがすぐ近くで仕事をしているため、ちょっとした不具合にはすぐ来てくれ、アフターサービスなどではハウスメーカーよりも優れていることが多いです。
プランは比較的自由なことが多いようですが、工務店にも得意・不得意があるので、ツーバイフォーが得意なのか、従来工法が得意なのか、などを調べて依頼します。
工務店の場合、ハウスメーカーと違って展示場のモデルハウスを見ることができなかったりするので、できれば建築が終わった家の例を見せてもらうと良いでしょう。
ただ工務店は全般的に、あまり凝ったおしゃれな家は得意でない傾向にあるようです。
デザインに凝った家は別途、提携している設計事務所にお願いする形になり、設計に別途費用がかかることもあります。
建築設計事務所
デザイン重視や個性のある建築をしたいなら、建築設計事務所に頼むのが良いでしょう。
ある程度仕様が決まっているハウスメーカーとは違い、ゼロから設計を始めます。
図面が増え、「自分だけのオリジナルな家」を作ることができます。ただし、細かく設計しなくてはならず、さらに一点一点部材などを選んでいくため、どうしてもコストは高くなりがちです。
施工は結局工務店に依頼することになりますが、懇意にしているところがあり、パートナーとして仕事することが多いようです。
また、希望にあった工法や部材を紹介してもらうことも可能でしょう。
どうやって決定すればいいのか?
家づくりの鍵となるハウスメーカーの選び方ですが、どのようにすればよいでしょうか?
いくつかキーがあります。
過去の実績を見せてもらおう
どの会社も過去に設計・建築したサンプルを用意しています。
まずは見せてもらい、自分の思い描く理想に近いかどうかをチェックしましょう。
過去に実績があるものは、得意分野であると言えます。
やっていないことは、苦手であることが多いのです。
ここは注意が必要です。
良い工務店であれば「天窓や屋上の防水は弊社はあまり得意じゃないんですよ」と率直に教えてくれたりもするようです。
こういった業者は信頼できる業者と言えます。
次に完成済みの物件も見せてもらう
実際に工事している現場を見せてもらえばなお良いでしょう。
現場からわかることはたくさんあります。
ここで既にイメージがかけ離れていたら、希望のように作ってもらうことは難しいかもしれません。
営業マンや担当者との「相性」も大事
意外なようですが、家づくりで大事なのは「人」です。
自分の担当となる人が、どれだけ親身になって一緒に理想の家を考えてくれるか、は家づくりにおいて外せないポイントなのです。
いくら良い製品であっても、営業マンが自分の好みを押し付けてきたり、高いものばかり進めてきたりするようでは、最終的に不信感が募り、うまくいかなくなります。
また、ある程度いろんな引き出しを持っている営業マンに当たればラッキーです。
難しい状況が生じたときに「ではこうしたらどうでしょう」と提案してくれますし、あちこちにパイプを持っていて、工夫してくれます。
家づくりは長いマラソンのようなもの。家を建てた後も、10年、20年とアフターサービスがあり、お付き合いは続きます。
一方で、施主である側からも、あまり強引に値引き交渉をしたり、クレームばかりつけたり、夜中に呼びつけたりと、営業マンに対して傲慢な態度をとるのは考えものです。
相手も人間ですから、クレームばかりつけるお客さんとは仕事していて楽しくないでしょう。
親身になって考えてくれる営業マンにめぐり合えれば、家づくりは格段に楽になるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?ぜひ自分たちにとって理想の建築会社を探し出してみてください。
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