はじめに
昔の家では、厨房と食堂、居間というように3部屋に別れていました。
今ではキッチンはおしゃれなインテリアとなり、LDK空間の一部になっています。
注文住宅を建てる際には、リビングにこだわりたいと言う旦那様は多いですが、実はダイニングキッチンのほうが家族で過ごす時間は長く大事にしてもらいたいです。
今回は家族の仲がよくなるダイニングキッチンを説明します。
キッチンは美しく進化
キッチンは、日々革新を続けています。
美しい塗り仕上げの扉、木目模様の天板、キッチンに同化するコンロ、流線型を描く水栓と、もはやインテリアのようにデザインで選べます。
また食器洗浄器、自動洗浄のレンジフード、おまかせ調理の家電と機能面も向上したため家事が時短され楽しむ時間が増えました。
キッチンはもはや作業場ではなく、料理を楽しむ、一緒に作ることを楽しむ、食器を楽しむ、香りを楽しむ、食事をしながら会話を楽しむという長時間滞在する場所になってきています。
ダイニングキッチンこそ家族の居場所
家族が顔を合わせてコミュニケーションを交わす場所は、リビングではなくキッチンです。
リビングではテレビを見たり雑誌を読んだりと家族それぞれ好きなことをしてくつろぐためコミュニケーションの場所とは言えません。
家族みんなで協力して食事を作って、一緒に食事をすることによりコミュニケーションが生まれます。
特に最近では共働き家庭は増えてますし、子供も習い事、塾で忙しい毎日を過ごしているので全員が揃うチャンスは食事のタイミングしかありません。
ダイニングの工夫
食事を作る人、食べる人とならないように出来るだけダイニングテーブルとキッチンは近づけましょう。
オープンキッチンにしてキッチンと隣接させるのもいいです。
そしてダイニングテーブルのそばに食器収納を置くことがおすすめです。
食事の用意は、料理を作ること以外にも食器とカトラリーの用意、お茶を入れる、とキッチンでできること以外にもあります。
ダイニングテーブルのそばに食器収納があることによって、食事を作っていない家族が自然に食器の用意をするようになります。
特に子供は自分にできることに喜びを感じます。
またリビングのテレビはダイニングテーブルから見にくい位置に置くことがいいでしょう。
食事をみんなで用意し、会話しながら食事をするためにはテレビは不要です。
テレビを見るために家族で協力して片付けをすることで時短にもつながります。
冷蔵庫の位置
冷蔵庫はキッチンの奥に置かず、なるべくダイニングテーブル側に置きましょう。
これも食器棚と同じ原理で、冷蔵庫から飲み物を出す、バターを出す、などを自然に分担できるようになります。
冷蔵庫とキッチンの関係だと、冷蔵庫→シンク→コンロを移動する歩数を最小限にすると効率的なキッチンになります。
料理は、冷蔵庫から食材を取出し、シンクで洗い下ごしらえし、コンロで調理という動きだからです。
キッチンの工夫
キッチンは何人で調理しますか。
共働きが増えている最近では、夫婦、親子で一緒に調理が多いです。
その場合注意しないといけないのは、キッチン通路の幅と、調理台の広さです。
キッチン通路の幅は通常800〜900mmですが二人で背中合わせで調理するとお尻や腕があたり危ないです。
最低キッチン通路幅1000mmは確保しましょう。
調理台の広さを確保するためには、キッチンの形状により工夫が必要です。
I型キッチンと言われるシンクとコンロが1列に並んだものの場合は奥行をワイドにしましょう。
通常600mmの奥行きだったものが900mmになることで両側から作業ができます。
もしくはキッチンの後ろ側に調理台として使えるカウンター収納を置くといいです。
カウンター収納の幅は1200mmほどあると使い勝手がいいです。
カウンターがあるとその上にポットや調理家電を置くので、1200mmで作業スペースが残ります。
シンクとコンロが、向かい合わせになったⅡ型キッチン、L型キッチン、コの字型のコックピット型キッチンの場合は調理台スペースが取れているので安心です。
まとめ
家族の仲をより良くするようなダイニングキッチンのを説明しましたが、いかがでしたか。
キッチンはお母さんの場所ではなく、夫婦の共同作業の場、ダイニングは食事をする場所ではなく家族のコミュニケーションの場として間取りを考えていくと、とっても楽しい寛げるダイニングキッチンができあがります。
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